日本最北の養豚場で目にしたものは・・!
食欲の秋!「2022年秋 食で旅する北海道」は、道北編!
日本最北の養豚場で飼育されている豚は、特別なものを食べている!との情報より、
名寄市智恵文(ちえぶん)にある、北名ファームさんへ行きました!
北名ファームさんは、65年続く養豚場で、現在は2代目の菊地英寿さんが、母豚頭数約450頭、飼育総頭数約5,000頭、という規模で肉豚生産と販売を行っています。
日本最北ってことでもすごいことではありますが、
それだけじゃないんです!
北名ファームさんで飼育されている豚が食べているもの、、、それは、
「ひまわりの油粕」
名寄市は、ひまわりで有名な場所です。
そんな名寄市では、高オレイン酸ひまわり油を生産するために、12年前から高オレイン酸ひまわりの栽培を開始しました。(今は、名寄市と北竜町でも高オレイン酸ひまわりは栽培されています)
ひまわりを「観光と農業振興」の柱としていくために!
高オレイン酸ひまわり油は、ひまわりの種から搾油して作られるが、
その過程で出る副産物が、「ひまわり油粕」なのです。
北名ファーム代表 菊地さん
右:ひまわりの種
真ん中:種から搾油した残り粕
左:残り粕を粉末にしたもの
このひまわり油粕の粉末を肉豚肥育用の飼料に配合して、育てた豚が、
「ひまわり畑ポーク」です。
油粕とはいえ、高オレイン酸やビタミンEが豊富に含まれるこの粉末を、飼料に混ぜる配合率は、名寄市立大学との産学共同研究にて、様々な配合テストや比較テスト、食味テストなどの結果、
「2%」がベストだという研究結論になりました。
さつまいもや米、麦類に、ひまわり油粕2%を加えた飼料で肥育された豚は、肉色の日持ちが良く、融点が低い特徴からとても口どけの良く柔らかい、またドリップやアクの少ない、あっさりとした美味しい豚肉になったのです。
また、冷めても柔らかさがあるのも特徴です。
観光資源をうまく利用した特別飼料に加え、クリーンな環境、最新の空調システムで、一貫経営にて
健康的に育てられた「ひまわり畑ポーク」。
移動時間を誤り、遅刻しても優しく迎えてくれた(←すいません!!)、菊地さん
10/12(水)~11/1(火)
地1階<肉の匠いとう> 精肉販売
地1階<I.T.O.> 惣菜販売