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2022.10.12

日本最北の果樹園からの真っ赤な贈り物

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日本最北の果樹園からの真っ赤な贈り物

食欲の秋が到来!「2022年秋 食で旅する北海道」は、道北編!

 

秋の味覚は色々とありますが、やっぱりフルーツですよね!

というわけで、色々とリサーチしていると、興味深い果樹産地を発見ーー!!

そこは・・・・「増毛町」

増毛町と聞くと、エビや鰊など海産物を想像しますが、なんと今から140年ほど前から

果樹栽培の歴史があり、120ヘクタールもの広大な果樹園が広がる日本最北の果樹地帯とのこと!

早速、増毛町へGO--!!

 

増毛町暑寒沢には、りんご回廊と言われるストリートがあり、この道沿いには多くの果樹園が軒を連ねております。この時期は、ストリート沿いには、右に左に、真っ赤に実ったりんごの木が次々に現れてきます。

(なんと、増毛町には40軒以上の果樹生産者がいるとのこと)

りんご回廊の表札

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そんな中、今回、食旅企画でお世話になるのが、

103年の歴史をもつ「マルゼン佐藤果樹園」さんです。

季節ごと、色々な果物を作っております!が、やはりお目当てはりんごです!

 

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早速、佐藤果樹園さんの4代目である佐藤豪(さとうごう)さんに挨拶をし、数多く持っているりんご畑の中の1つに案内してもらいました。

 

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佐藤果樹園さんは、約1,500本、約25品種ほどをりんごを育てており、化学肥料は一切使わず、

土壌つくりは、魚粉(以前までは鰊の粉など)や鶏糞や米ぬかなどで行っています。

あくまで、「自然に任せる」やり方です。

そんな話をしている中、大変、興味深い話を聞くことができました。

増毛町は昔から鰊漁の盛んな場所ですが、140年以上前、

たまたま、りんごの成木があった鰊漁師が、片手間でりんごを育てたところが

増毛町の一大果樹産地となったはじまりとのことです。

肥料が鰊の粉だったのも、合点がいく話です!

また、この増毛町暑寒沢という場所は、暑寒別岳を源にした暑寒別川をはじめとする川が形成した扇状地であり、きれいで豊富な水、水はけの良い土壌、昼夜の寒暖差が大きいなど、果樹栽培に適した自然環境でもあるのです。

 

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1つ1つ丁寧にりんごについて教えてもらいながら、その度に1つ1つ「どうぞ!どうぞ!」と

色々なりんごを”まるごと”試食させてくれる佐藤さん。

食べ比べているうちに、りんごの特徴を甘みや酸味だけでは、到底表現できないなぁーと感じました。

果肉部分の食感の違い、特に一口目に強く感じる香りの圧倒的な違いなど、甘みと酸味の強弱に加えて、

様々な要素が足し算されたり、掛け算されたり、程よく引き算されたり、と25品種近く作られているからこそ、その違いをもぎたてのりんごで体感できました!

こんなに、一度に、まるごとりんごを食べたのは、人生初でした!

昼飯とデザートを抜いておけば良かったかなぁーって少し思いました・・(笑)

 

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この佐藤さんの優しさと貫くポリシーで育てたりんごを

大丸札幌店で自信を持って販売いたします!

今回は、時期として、今収穫を迎えている2種類の早生ふじをご用意いたします。

 

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10/12(水)~11/1(火)

地1階<フレッシュワン>

早生ふじ

・紅将軍(べにしょうぐん)

・昂林(こうりん)

*天候等の影響により、日によっては入荷が無い場合や品種が変わる場合もございます。

 

 

余談ですが、

このりんご、かなり希少品種で、その名をブラムリーと言います。

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佐藤さんが、最後に試食させてくれましたが、衝撃的でしたーー!!

レモン?りんご?レモリンゴ??酸味が強いが、りんごの味わいがある!

生食では好まれないが、火を通すと一気に旨みが出てくるので、ジャムとかアップルパイやソースとして使うと良いですよーと佐藤さんに教えてもらいました。

帰りに、佐藤果樹園さんの直売所でブラムリー購入時に、佐藤さんの奥様にも、生食には向かないからねー!と言われたにも関わらず、

個人的に生食にハマったため、しっかりと家で生食しました!!

(アップルパイにもチャレンジはしましたけど・・・)

ショップ情報

ショップ名

生鮮売場

フロア
B1F
カテゴリー
食品

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