ディスカバリー北海道 ~栗山町の新しい特産品「由栗いも」?~
生産者さんの熱い想いで作られた北海道の食材をご紹介する「ディスカバリー北海道」。
北海道で、美味しいさつまいも?が栽培されていると聞き、栗山町に行ってきました。
ご案内いただきましたのは、
井澤農園の奥様 井澤 綾華さんと
娘さん 井澤 乃々華ちゃんです。
可愛いガイドさんに連れられて「さつまいも?ツアー」がスタートしました。
まずは、のどかで広大な「さつまいも?畑」に癒されました。
スタートしてすぐに、今回のターゲット!
「由栗いも」?さんとご対面しました。
「由栗いも」?は、「ゆっくりいも」と読みます。
由仁町と栗山町の若い農家さんが、空知エリアの新しい特産品を開発する為、
4〜5年前から何を栽培すべきか???から始まって、
試行錯誤、トライ&エラーを繰り返し、
さつまいも(品種:紅あずま)の新ブランド「由栗いも」を育てられたそうです。
「由栗いも」の名前の由来は、
由仁町の「由」+栗山町の「栗」+いも?=「由栗いも」?と、
名付けられた説と、本州より約一か月早く栽培を始め、
ゆっくり育てる事から「由栗いも」と名付けられたという説があるそうです。
ゆっくり時間をかけることで、ねっとりとした食感が楽しめる甘いさつまいもに育ちます。
10月に販売される「初いも」は、
ねっとり感の中にもホクホク感があるのが特徴です。
貯蔵される時間とともに糖度は増してきますが、
ホクホク感を楽しめるのは「初いも」の時期だけです。
井澤農園様の「由栗いも」?は、
大丸札幌店地1階青果売場〈フレッシュワン〉にて販売いたします。
また、こちらの「由栗いも」?を使用したスイーツやお惣菜などを
期間限定で販売していますので、そちらも是非ご賞味下さい。
ところで、北海道の芋といえば「じゃがいも」では?????と思います。
さつまいもは、九州では?????????
さつまいもは、気温12℃以上でないと育たないのでは?????
なぜ、「さつまいも」?にしたの?????
いろんな疑問があり、井澤さんに質問しました。
その答えが、非常にシンプルで共感できました。
「子供も含め家族が好きだったから!!!!!!」
好きな物なので、苦労しても作り上げられたんだと。
試作段階では、いま日本で主流の品種紅はるかも試されたようですが、
調理すると原型を保たない程柔らかくなり過ぎたりと気候や栽培方法が合わない結果となりました。
他の品種も試された結果・・・
「紅あずま」???を栽培する事に決定!!!
それでは、井澤農園様のさつまいも畑?をご紹介いたします。
冒頭にも書きましたが、広大で見てるだけで癒される風景です。
畑の畝(うね)の部分で良く見られる黒いビニール、マルチシートと言いますが、
さつまいも畑では緑色のシートが使用されています。
黒のビニールより少しお値段が高いそうですが、
黒ビニールより太陽光を取り入れてくれるので、土の温度を高くキープしてくれるそうです。
成長状況確認をされるのに、さつまいも掘りをされていました。
すでに、おいしそう。
こちらの部屋は、キュアリングを行う場所です。
キュアリングとは本来治療という意味で、
温かく高湿度した部屋でさつまいもは自らを治療し傷を回復させていきます。
傷が修復されたさつまいもです。
少しピントがずれてしまいましたが・・・。
井澤農園様ではキュアリングを行うのに、
室温30〜40℃に温度を上げ湿度100%の中で2〜3日蒸します。
この時に糖度が上るそうで、糖度が9度〜14度程にもなるそうです。
その後、品質を保ち保管し続けるために12〜14℃の倉庫の中で保存されます。
すると、1〜2か月保管していく中で糖度は最大20度程度まで上がってきます。
※今回10月に販売する「由栗いも」?は、
収穫して直ぐなので糖度はそこまで高くないですが、この時期にしか楽しめないホクホク感が特徴です。
冬の時期に出会う「由栗いも」?は、甘さが高くねっとり感が強くなっています。
時期によっても、その良さは変化するんですね。自然の凄さを感じます。
傷が回復し、甘さの高くなった「由栗いも」?達は
サイズ別に仕分けられた後目視でランク分けし、お客様のもとに旅立ちます。
由仁町、栗山町の新しい特産品「由栗いも???」ぜひ味わって下さいませ。
繰り返しになりますが、井澤農園様の「由栗いも」?は、
大丸札幌店地下1階青果売場〈フレッシュワン〉にて販売いたします。
また、こちらの「由栗いも」?を使用した
スイーツやお惣菜などを期間限定で販売していますので、そちらも是非ご賞味下さい。