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2024.09.28

循環型農業が育む「ふらの和牛」の品質 – 谷口ファームを訪れて

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循環型農業が育む「ふらの和牛」の品質 – 谷口ファームを訪れて

肉のうまみと脂のあまみ、調和のとれた「ふらの和牛」

 

大丸札幌店生鮮担当の上森です。

今回は、十勝岳のふもとに広がる谷口ファームを訪問し、独自ブランド「ふらの和牛」について伺いました。地元の自然を活かした循環型農業と徹底した品質管理により、高品質な和牛を生み出しているこの牧場には、こだわりが詰まっています。

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「ふらの和牛」の生産は、「谷口ファーム」、「ふらのファーム」、「びえい牧場」という3つの牧場が連携し、地域ぐるみの循環型経営によって支えられています。牛たちは自社のデントコーン畑で育てた飼料や、地域で生産された粗飼料を与えられ、牛の糞尿は堆肥として近隣の畑に再利用されています。この持続可能な農業サイクルが、地元の環境を守りながら牛の健康と肉質を支えているのです。

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脂の質に対する徹底的なこだわり
「ふらの和牛」の最大の特徴は、脂の質です。谷口ファームでは、北海道産の穀類に加え、大豆やおから、ホミニフィードなどを独自にブレンドした飼料を使用しています。この飼料が、肉の旨味と脂の甘みを引き出し、食べた瞬間に口の中で広がる滑らかな食感を実現しています。霜降り肉でありながら、重さを感じさせない上質な脂は、高齢の方でも楽しんで食べられる軽さが特徴です。

「ふらの和牛」の脂身は融点が低く、食べた瞬間に自然と溶け、口全体に広がります。この特性が、脂身が苦手な方にも美味しく感じられる理由です。霜降りの豊かさを保ちながら、脂がしつこくなく、あっさりとした味わいが特徴です。

 

ストレスフリーな環境づくり
牛の健康と快適さは、肉質に直結します。谷口ファームでは、徹底した衛生管理のもとで牛たちが育てられています。牛舎はアスファルトで舗装され、牛床の敷料はこまめに交換されるだけでなく、定期的に消毒が施されています。また、牛たちがリラックスできるように、牛舎内にはクラシック音楽が流され、ストレスを最小限に抑える工夫がされています。

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👆どの牛もクラシックを聴きながら、リラックスして過ごしているように見えました。

 

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👆自動車整備士さんがいて、1日1台農業車両の整備を行うそうです。

繁忙期、土日など、整備工場が休みで対応できないのは困るため自社で用意している徹底ぶり。

 

 

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👆自然豊かで落ち着いた環境

 

地域に根ざしたブランドとしての誇り
2004年に商標登録された「ふらの和牛」は、地域ブランドとしてその名を全国に広げています。2008年の洞爺湖サミットでは、G8総理夫人主催の昼食会で「ふらの和牛」が提供され、国内外で高い評価を受けました。今後も、谷口ファームは地域循環型農業と最新技術を駆使して、「ふらの和牛」の品質向上に努め、最高級の和牛を提供し続けていくことを目指しています。

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谷口ファームでの徹底した管理とこだわりは、地域の自然と調和しながら、持続可能な農業を実現しています。これからも「ふらの和牛」は、国内外の食卓に豊かな味わいを届けていくでしょう。

 

大丸札幌店の地1階「肉の匠いとう」では10月5日(土)になんと「ふらの和牛」一頭セールを実施します!大切に育てられ、こだわりが詰まった「ふらの和牛」をぜひ食べてみてください!

 

ショップ情報

ショップ名

生鮮売場

フロア
B1F
カテゴリー
食品

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