【ディスカバリー北海道】母子でつくるやさしい野菜
大丸札幌店食品部が総力込めてお届けする企画
「ディスカバリー北海道~2024~」
北海道の魅力を再発見すべく、実際に現地に出向き目で見て肌で魅力を感じてまいりました!
今回、菓子レストラン担当の私がお伺いしたのは
札幌の隣町「江別」にある
竹内農園さま
竹内農園さまへお伺いしようと思ったのは
今回のディスカバリー北海道のテーマの一つが
女性農家さん!ということで
母子で農園を営んでいる
竹内農園さまへお邪魔してまいりました!
札幌から車で40分ほど走るだけで
こんなに広い農園風景が広がっています
こちらの竹内農園さまは
先祖代々続く農家
現在の竹内美穂さんで4代目
100年以上前に福井県から長沼に移住され、そこから
江別に入植されたそうです
竹内さんが家業を継ぐ事になったのは、
今から14年前
当時、関東で調理のお仕事をされていた
竹内さん
イタリアン、喫茶、和食などなど
様々な調理のお仕事をされていたそうですが
都会の生活に疲れ、北海道に戻ってご実家に就農されます
その時点で当時3代目の経営者であったお父様から
4年後の2014年には
経営譲渡することを伝えられていたそう
竹内さんは、この4年間で技術的な事、経営を
できるだけ勉強しなくてはと危機感を抱き、外部の
勉強会に積極的に参加されたそうです
そして、宣言通り2014年
竹内さんに経営委譲
実際に技術的な作業はお父様がメインでされており
機械作業が苦手な竹内さんは
もっぱら収穫や販売メインで仕事をしていました
2019年に3代目であるお父様に
病気が見つかり、治療に専念してもらうため
竹内さんにとっては苦手な機械にも
乗らなくてはいけなくなりました
その中で、うまくいった作物もあれば、
もっとこうすればよかったかなと
次年度に課題を残すものもあったそうです
農業の奥深さと難しさを身をもって知ったのが
この2019年の時でした
この時、労働としての農業から
仕事・生業としての農業にシフトしていったそうです
そんな竹内さんの
野菜作りのいちばんのこだわりは
「自分にとってはたくさんある野菜の1つだけど
手に取った人からしたら唯一の一個
だから手は抜かない」
竹内農園さんで作られているのは
主にカブ、他にも大根など
竹内さんは、今作っている野菜を極めたいから
新しいものには手を出さないそう
このひろーい畑(写っていない部分もあります)
をお母さまとお二人で維持されております
お二人が畑に下りて私たちにカブの説明を
してくれている間も
野菜に対する愛情が感じられました
お二人が力を合わせて
育てたカブは、皮ごと食べても美味しい
という事で、美味しい食べ方を教えてもらいました♪
〈カブと豚バラの塩コショウ炒め〉
■カブを葉と身で分け、それぞれ食べやすい大きさに切ります
(皮ごとで薄めに切ると火が通りやすく食べやすいと思います)
■豚バラ肉を食べやすい大きさに切ります
■豚バラを炒め、火が通ってきたらカブの身と葉を加え
■塩コショウで味付け
↑たったこれだけで抜群に美味しいおかずが出来ました!
本当に皮ごと食べても柔らかくて美味しく
あっという間に食べ終わっちゃいました笑
今回、この竹内さんのカブを使って
大丸札幌店8階レストラン街
〈赤クマ食堂〉で
レアチーズとクレープ 鴨と夏野菜のサラダ〝さくらんぼドレッシング”
(バゲット付き)
(1セット)税込2,800円
をご提供
柔らかいカブをサラダで美味しくお召し上がりください♪
竹内さんとお話していて終始感じたのは
食材に対する想いのようなものが
体の中に根付いているんだなという事
それがあるから、ご実家を離れていた時期も
ずっと調理のお仕事を続けられ
戻ってきた後も、3姉妹の長女としてご実家の
農業をご自身なりにより良くできるよう
試行錯誤してここまで来られたのだなと感じました
とっても素敵な雰囲気の母子お二人
これからもお元気で、美味しい野菜を私たちに
提供してくれると嬉しいなと思うと同時に
このようにして作られている食材を
百貨店の食品部門担当として
お客様に伝えていきたいと思いました