食で旅する北海道(道北編)「日本最北の村の絞りたて牛乳でつくる、こだわりバター」
ほっぺタウン保存担当の鎌倉です。
日本最北の村、猿払村。行ってきました。拓けた大地と海、そして風が気持ちよいです。
北海道でもっとも広い村としてオホーツク海を望む宗谷北部に位置しています。
絶品のバターを求めて、地1階グローサリー売場松本店長と「猿払村畜産振興公社」にお伺いさせていただきました。
面積は東京23区とほぼ同じで、酪農家も多く、天然ホタテ漁獲量は日本有数な村。それが猿払村。
年間を通して寒冷な気候が特徴で、村の最高気温は東京の最低気温とほぼ同じです。
寒さに強く暑さが苦手なホルスタイン牛にとって夏も涼しい村の気候は好ましいといわれています。
猿払村の酪農は厳しい開拓の時代を乗り越え、今日では漁業と並んで村の2大基幹産業となっています。
そのような中、猿払村畜産振興公社は、さるふつ牛乳を使ったバターはこのような特徴的な気候と酪農家の方たちの弛まぬ努力によってつくられる、安定した高品質な生乳から生まれます。
今回お届けするのは、この大自然のなか放牧をする牛たちの生乳を加工し、絞りたてのおいしさをぎゅっと詰めた「さるふつバター」。
さるふつバター(100g) 1個 税込1,080円
『さるふつバター』は、伝統的なチャーン製法によって作られ、塩分控えめでまろやかな味と豊かな風味が特徴のバターです。
※チャーン製法とは、生クリームを激しく摩擦することで作られる昔ながらの製法です。
そして、もう1つ、ご紹介したいのが、「さるふつ塩バター」
さるふつ塩バター(85g) 1個 税込1,080円
『塩バター』は日本最西端の沖縄・与那国島の海水から作られる上質な塩を使用。
フランスのソルトバターを参考に開発し、「塗って」食べるのではなく、「のせて」食べるバターです。それは、塩の結晶をあえて残しており、サクサクとした食感が楽しむため。
この生乳の美味しさを届けるため、猿払村畜産振興公社の方々は牛乳の鮮度にこだわっています。
通常、市販牛乳の多くは数カ所の牧場から集乳し、工場の貯乳タンクに移され均質化、
超高温殺菌(UHT殺菌)等、数多くの工程を経ることで、乳が酸化して鮮度が落ちてしまいます。
しかし、さるふつ牛乳の製造では、1箇所の牧場の生乳を殺菌冷却(78℃, 20分→4℃)し、充填、その後直ぐに出荷されます。
複雑ないくつもの工程がないため、味わいが生乳に近く新鮮で高品質な牛乳をお届けできるのです。
「広げるよりもしっかり根を張って続けることを何よりも大切にしてきた」とこれまでの物語を語っていただく猿払村畜産振興公社の油衣さん(右)と、真剣な眼差しで伺う大丸札幌店グローサリー売場松本店長
日本最北の村から届く、絞りたての生乳のおいしさをぎゅっと詰めたこだわりのバターをぜひこの機会にご賞味ください。
展開期間:10月12日(水)→11月1日(火)
場所:地1階 グローサリー売場